音楽

2012年4月16日 (月)

さて、どうなるんでしょ?

北朝鮮がミサイル打ち上げ失敗しましたが、どうなるんでしょうかね?
(ウチがあの国の軍人なら核実験進めるだろうなぁ、景気付けに)
ミサイル開発の担当者が、先日の党大会で軍部の重役になっていましたが
あの国だと失敗すると”処刑か労働所送り” がお約束だからなぁ(苦笑)
「たった数日だけの軍服組」ってのもなんか気の毒…悲しいもんですな。

前々回 の続き、の前にひとつお詫び。前々回のブログの中で
「”アンビエントリマスター”って胡散臭ぇな」なんて言いましたが、
少し調べたらグラモフォン繋がりのレーベルの技術のようでした(汗)
(単なるリマスターというより、サラウンドに近い仕組みのようです)
名前とか印象だけで判断しちゃいけませんな、反省反省(´・ω・`)

…んで、その続き。年度末のセール等で買いまくったから多い多い。
これでも普段買う半額程度で済んでおり、セールのありがたみを実感。
120415_220322

・Genesis / Nursery Cryme 邦題:怪奇骨董音楽箱
(輸入盤:Virgin / 50999-265699-2-5)
2nd『侵入』を買った際に、最新ミックスに若干文句も垂れましたが、
普段聴く上では最新ミックスの方が聴き易いのでこれで揃える事に。
やっぱりドラムが前に出ているせいもあって、”距離感”が減りましたな。
カッコイイ音ではあるけど、やっぱり別物の音なんだなぁと再認識。
これがELPなら元々体育会系なノリだから理解できるんですが、
ジェネシスってインテリ系だしなぁ…(苦笑)いや、カッコイイけどさ。
オーディオで聴く人達は、この新ミックスはどう評価しているんでしょ?

・Genesis / Foxtrot
(輸入盤:Virgin / 50999-2656700-2-0)
そんで4thも一緒に確保。そういえば、3rdと4thはパッケージ後ろが
元のデザインを台無しにしているのは何故なんでしょう?94年盤との
区別をつけるためなんでしょうか?あっちの方がデザイン良かったよ…。
あと『侵入』には”2008 Digital Remaster And Stereo Mix”の表記が無い。
でも『侵入』はパッケージ後ろのデザイン(ナイフと傷)はそのまま。
細かい所の仕事が雑です。こういうのって大事だと思うんだけどな~。
まぁ「細かい事言うなら日本盤買え」言われたらそれまでなんですが。
日本盤は抱き合わせ仕様しか出ていないので買いません(キッパリ)。

『ライヴ』も買いたいんですが、余計なボーナス曲つけたのがなぁ。
なんで違う時期のライヴ音源を付け足すかね。”サパーズ”を付けろって。
「サパーズ・レディ」をつけて”完全版”として出せば良かったろうに…。
(元々、LPでもテストプレス段階では”サパーズ”があったそうだし)

あ、アルバムの感想を一切書いていないですが普通にいいですよ。
それでも「可能なら94年リマスター盤も揃えておくべき」とは思いますが。

・Emerson,Lake&Powell
(ユニバーサル / UICY-6602)
06年に出た廉価盤で確保。昔出た紙ジャケット盤が妙に高いですが、
これで買う方が安上がりで充分。やっぱり『ザ・スコアー』がいいですな。
なんかこう「パンパカパ~ン♪」と派手で。そういう時代だったなぁ(笑)
(ワールドプロレスリングのOP曲でしたね、いい時代だった…)
これ聴くと、プログレのゲーム音楽への影響の大きさを感じます。
ボーナス曲の『ロコモーション』はやっぱり苦手。これは必要ない(苦笑)

・Ozzy Osboune / Bark At The Moon 邦題:月に吠える
(輸入盤 Sony / EK-67238)
やっと見つけたよ、95年SBMリマスター盤。こういう音だったのね。
これにより、2002年盤は相当いじっている事をやっと知りました。
(リアルタイム世代の人が「02年盤はクソでしかない」と言うわけだ)
やっと1stと2ndをオリジナル仕様で出したんだから、次はこれと4thだな。

・DIO / Holy Diver 邦題:情念の炎~ホーリィ・ダイヴァー
(ユニバーサル / UICY-3727)
・DIO / The Last In Line
(ユニバーサル / UICY-3728)
1stはしばらく前に新しいリマスター盤を買っていたんですが、あれは
ボーナスにインタビュー音声が無駄に長く入っているのが気に食わない。
かといって、今出ているデラックス盤を買う程には思い入れも無い。
…というわけで02年に出たリマスター廉価盤で確保する事に。
新しいリマスター盤と聴き比べて、こっちの方がギターの音がでかい。
おそらく、新しいリマスター盤の方がオリジナルに近い音と予想。
この様子だと、多分デラックス盤もオリジナル寄りの音だと思います。

なんか「CDが売れない!」とまた音楽業界が言い始めている ようですが、

C0140da7

…さも↑で「当たり前」な商業スタイルやってればそら苦しいわな(苦笑)
アーティスト側もホールじゃなくてライヴハウスで地道に手売りするとか、
色々生き残る方法はあると思うんだけどな~。なんか未だに一部で
「イホウダウンロードガー」と言っているそうですが、仮にそういうのを
全部取り締まっても音楽業界の売り上げはあまり戻らないと思いますよ。
もうフルプライスで買わなくても、素人制作のでも充分楽しめるわけで。
あとはウチみたいなおっさんが、中古屋や輸入盤で昔の音楽を買うとかね。

”ただ耳に残すための極端な音の羅列”でフルプライス取ろうなんざ
アホですよ。歌詞も意味不明だし、音作りも商業性が先にきている。
テレビでは過剰に番宣するか「○○が人気!」と呪文を繰り返すだけだし。
一回冷めた(覚めた)ユーザーを戻すのは、余程じゃないと難しいですよ。
購買意欲をかきたてる工夫をしないと、今はもう売れないでしょうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月 5日 (木)

やたらと風が強い。

ここ2~3日の強風のせいで、あちこちで難儀している人が多いようで…。
街中を歩いていたら、でかい立て看板が倒れてて起こせず仕舞いだったり。
あれどう見ても重いよなぁ、起こしても色々壊れて使い物ならんような。
日本海側や東北だと相当酷いようで、これ被害どうなるのかな~とも思ったり。

今回の更新は(も)、ここしばらくに手に入れたCDの雑感など。

120405_213833

なんか”回収作業”が本格化してきました(苦笑)まぁ新作で欲しいのが
別にないからいいんですが。映画DVDも”回収”したいけどお金が足りない…。

・Alcatrazz / No Parole From Rock n Roll
(ポリドール : POCP-1835)
なんか新しく出ている紙ジャケは色々お粗末らしいので、古い盤で確保。
最近は中古でも結構値上がりしているようですが、これは500円でゲット。
写真では見えないですが、帯もあるしジャケットに痛みもない。何故500円か?
最初、店に出ていた時は800円近くでしたがレジでのある出来事が原因。

ウチ:(´・ω・)「コレくださいな」
店員:( ´Д`)「あ、はい。盤の状態は確認しますか?」
ウチ:(´・ω・)「お願いします」
店員:(;´Д`)「…あれ、なんか汚れが酷いですね」
ウチ:(´・ω・)「これ、なんの汚れですかね?」
店員:(;´Д`)「う~ん、拭いてもダメですね。値下げしますよ」

レーベル面に変な白い汚れがあったおかげ(?)で安く買えました。
けど、帰ってきてからバクチ覚悟で無水エタノールで拭いたら取れた…(苦笑)
(※無水エタノールはCD盤を傷めるおそれがあります。自己責任)
見た目にはすっかりキレイになりましたが、91年盤だしなぁ。古い古い。
今海外で出ているリマスター盤はノイズが入っているそうだし、弱ったなぁ。

・ヴァルヒャ / J.S.バッハ オルガン作品集
(ユニバーサルミュージック : POCG-91042)
珍しくクラシック。…というかクラシックで知ってるのがこの人しかいない(汗)
『フーガの技法』とか『オルガン全集モノラル版』は持っているんですが、
全集のステレオ版は高くて手が出ないので、こういうので我慢しておく事に。
なんか投売り同然にあったんですが、ひょっとして評判が悪いのかな?
”アンビエントリマスタ-”なんて胡散臭い表記があるも、何が違うのやら。
まぁ演奏は天下のヴァルヒャさんなので当然問題無し。スタンダード。

・Tangerine Dream / Electronic Meditation
(輸入盤 Sanctuary Records : CMRCD565)
ウチはタンジェリン・ドリームに関してはホントの初期しか知らない上、
1stと2ndは好きだが『ツァイト』は面白さが全然わからなかったというレベル。
それに、1stは内容も内容なので「古い盤でいいや」と2002年盤で確保。
これって、最新リマスターとかしてももはや意味がないのでは(笑)?
デタラメ一歩手前な内容なんですが、やたら響くオルガンの音が好きです。

・Tempest / Tempest
(輸入盤 Esoteric Recordings : ECLEC2266)
数年前、3枚組紙ジャケ盤を買って即売ったのは間違いなく不覚でした。
あれ今だと結構な値段しているようで、ホント売るんじゃなかったよ。
2nd『眩暈』の方が聴きやすいけど、この1stも今聴くとカッコイイですな。
改めて今聴くと、「インギーのギターの元ネタはこれか~」と再認識したり。
ホールズワース+ディ・メオラ+ウリ・ロート÷リッチー=インギー、か?

・Giles,Giles&Fripp / The Cheerful Insanity Of...
(輸入盤 Esoteric Recordings : ECLEC2049)
先月後半に、中古CD屋の決算セールで投売り同然の値段だったので確保。
KCの前身…てのは別として、普通にダラダラ聴くのにいい音楽です。
「派手でも奇抜でもなく、ただなんとなく流すのに良い音楽」な感じです。
このバンドが、後にプログレの代表格になるとは想像も付きませんな。
ジャケットでのマイケル・ジャイルズ(真ん中の白服)の笑顔が素敵(笑)

・Emerson,Lake&Palmer / Tarkus
(輸入盤 Sony Music UK : 88697830082)
EL&Pはとりあえず最新盤で揃えようかな~、と順次買っています。
安いしリマスターの具合も評判悪くないし…と思っていたら、問題を発見。
『タルカス』の3:07~3:13秒辺りのレイクのVoにノイズがのっているぞ!
以前は無かったノイズだぞ、とビクターの紙ジャケ盤を聴いてみる事に。

120405_212944
左がビクター盤、右が今回買ったソニーUK盤。

…やっぱりビクター盤にはノイズは無い。ソニーUK盤にはノイズがある。
こりゃどういうこったと、ソニーミュージックに問い合わせてみたら、

(;´Д`)「すんません、ソニーUKの商品はウチでは把握しきれません」

…との回答。カタログ上で扱っていればある程度はわかるが、EL&Pのは
日本のソニーでの扱いは無い。ソニーUKへのコンタクトも取れないとの事。

(※余談ですが、ついでにアル・ディ・メオラの輸入盤の廉価版セットについても質問したのですが、そちらは日本でも扱いがあったので回答を得れました。あれはリマスター盤ではないそうです)

ウチは英会話もできないのでソニーUKに直接聞く事もできず、ダメもとで
アマゾンのカスタマーセンターへ。先日になんとか回答がありましたが、

「多分マスターの劣化が原因で、不良とは考えていない」 byソニーUK

…との事。自分とこの商品の問題の原因ぐらいきちんと特定しろやコラ!
マスターの劣化なのかエンジニアのポカなのか、それを知りたいんだよ!
「多分」ってなんだ「多分」って!安いとはいえ、『売り物』の問題なんだぞ!
ウチの中では、ソニーUKはユニバーサル並の評価になりました(苦笑)

…かと言って、ビクターが新しく出す盤を買うのは馬鹿馬鹿しいしなぁ(汗)
20bit K2→K2HD→SHM-CDときて、今度はSHM-CD盤の音源をK2HD化。
(以前のK2HD盤と、SHM-CD盤はリマスターの具合が違かったはず)
これをフルプライスで出すんだもの、もうオーディオマニアしか買わないよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月10日 (土)

必ずしも、『キレイ=良い』とはならない。

なんか完全に更新のペースとネタが定番化しているが気にしない。
まさに偉大なる金太郎飴攻撃。今回は最近の収穫物の雑感など。

120309_231317

最近、過去に買って手放したCDの回収みたいな収穫が目立つように。
昔は買ってMDに録って売って…な流れでしたが、歳をとったからか
「気に入ったものはきちんと手元に残しておこう」と考えるように。
今だとリマスターとかの再販も沢山出ていてちょうど良い機会かな、とも。

インギーの1stはSHM-CD盤。SHM-CD自体は正直インチキ臭いのですが、
リマスターされている盤が欲しいのもまた事実なので廉価盤を買ってみたり。
昔のポリドールが出したリマスター盤は「何が変わったのよ?」でしたが、
これはだいぶ聴きやすくなってます(元々の音がショボすぎるんだよなぁ…)。
今のインギーも充分上手いけど、この頃は神懸かり的なレベルですな。最強。
この写真にはないですが、『マーチング・アウト』も一緒に購入しています。
あれも昔はホントに酷い音だったけど、一応多少はマトモになってて良かった。
(けど、タイトル曲冒頭の”掛け声”を完全に消したのだけは許せんぞ)

KCの『アイランズ』は30周年盤で、しかもUK盤。自分なりの理由があります。
日本盤の紙ジャケット、あれペラペラな紙のせいで正直ショボいんですよ。
紙ジャケットの再現性は良いけど、せめて頑丈に作る工夫をしてほしい。
それに引き換え、このUK盤はA式ジャケットな作りだし紙は厚いしでカッコイイ。
40周年盤は買おうかかなり迷ったけど、あちこちのレビューとかで
「タイトル曲のピアノ差し替えやがって、最悪」な意見を見たので敬遠。
『アイランズ』に関しては、自分はこの古いバージョンでもう充分かなぁ。
後々、盤自体がダメになっちゃった時にどうするかが問題ですが。

…などと言いながら、『クリムゾン・キングの宮殿』に関しては
40周年の最新ミックス+オリジナルミックスの2CD盤を購入(笑)
宮殿はどう変わったのか気になった+ボーナス曲が面白そうだったので。
けど、聴いてみると最新ミックス版は自分の好みではなかったかなぁ。
つか、カナル型イヤホンで聴いているとバスドラが耳に痛い(苦笑)
あとタイトル曲で、レイクのVoとコーラスの音量差があるせいで
サビの部分がちょっと不自然…というか正直間抜けに聴こえるような。
説明がしづらいけど、「…クリムゾン・キ~ン・ア~ア~ア~♪」とならない。
「…クリムゾン」まできて、そこから音量が下がってコーラスが入る。
”クリムゾン”でVoが切れてるのがハッキリとわかってしまう。
オリジナルミックスでは良い意味で境界が曖昧だから、自然に聴こえる。
ボーナス曲はかなり面白い。『風に語りて』のデュオver.は興味深い。
あと、『宮殿』のモノ・シングルって誰が喜ぶんだ(笑)?すごい謎。

ジェネシスの『侵入』は2008年リマスターの輸入盤。日本盤は手が出ない(汗)。
(ハイブリットSACD+DVDオーディオ抱き合わせ紙ジャケとかふざけんな)
これも単なるリマスターじゃなくて最新ミックスです。音がかなり変わってる。
94年リマスターは音がかなり小さかったですが、これは音がでかい。
けど、その分だけレンジが削れている筈なので本来の音ではないです。
(波形見れるソフトなんかで『ナイフ』を聴くと一目瞭然、凄い違う)
ドラムがかなり前に出ていて、かなり”ロック”なノリになっています。
これはこれでカッコイイのですが、多分レコードの頃とは完全に別物でしょう。
(94年版と比べても奥行きというか、空気みたいなのが減っている気が…)
…てか、『ナイフ』のVoにエフェクトがかかる所で変な音が入ってるのは何?
(94年リマスターでは幾ら音量を上げて聴いても入っていない音がある)
まぁ携帯機で聴くのには適した音にはなっています、音が大きいから。
けど、オーディオ等で聴いている人は絶対94年版の方が良いのでは、と思う。

今後は94年版のCDの流通はどうなるのだろう?2008年版のみか?
そうなるのだけは勘弁してほしい。中古屋で状態良いの探しておこうか…。
マイク・オールドフィールドの初期作品のCDも最新版ばっかになったし。
オリジナル版が聴けるのはデラックス盤だけ、とか色々酷いよなぁホント。
リマスターはともかく、”ミックス違い”は別物なんだから選択肢を用意してくれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月11日 (土)

建国記念日…もとい、紀元節。

せっかくの祝日、しかも『紀元節』だというに土曜日と重なっているとは!
今年は祝日の”ありがたみ”が減る年(カレンダー参照)だが、いきなりとは。
どこぞの暦では今年世界が終わるそうだが、単に暦を作り飽きただけな気が。
「こんだけ後まで作っておけば、そのうち誰かが続き作るだろ」みたいな。

閑話休題。今日はここしばらくの収穫物の話題。CDがジワジワ増えていく…。

120211_030725

ジンデルフィンゲン、衝動買いでKissingSpell盤を買ってしまった…orz
(※ジンデルフィンゲンに関しては「B級万歳!」 を参照)
オリジナルジャケット+1曲のために同じアルバム買うウチはダメ人間。
ボーナス曲は若干HR寄りなインストでした。案外悪くなかったです。
流石に古いリマスターなので、Minority盤より若干音量は小さめ。
「トゥデイ&トゥモロウ」のイントロのシンバルが入ってくる部分が、
何故か1曲としてトラック分けされている変な仕様。責任者出て来い!

左上の『恐怖の頭脳改革』は、昨年に出たソニーUK盤だったり。
昔に買ったビクター盤は手放したので、きちんと持っておこうと思って。
ビクターのK2HD盤よりも”ビシバシ感”は控えめ。自然なリマスター。
「イヤホンで聴いていると耳が痛くてK2HD盤はイヤ」な方にオススメ。
あ、あと「悪の教典#9パート1」のフェードアウト・インが無いです。
(海外盤では結構前から直っていたようで…知らなかったよ)
廉価盤同然の値段でもきちんとリマスター盤なのはいい仕事だけど、
ブックレットの中身がとにかくショボいのはもう少しなんとかならんのか?
ELPも復刻CDに関しては、少しはKCの誰かさんを見習うべきだと思う。

隣のこれまたELPのCDは、変なジャケですがブートではないです(笑)
72年のライヴ音源なんですが、これがえらい音クリアーでびっくり。
「ホウダウン」や「タルカス」は、アルバムに近い速さでの演奏です。
”アクアタルカス”の即興で機材トラブルが起きているのが面白い。
(あれ絶対ムーグのトラブルだよなぁ…持ち直した直後が変だし/笑)

ウチのマイブームとなっているアル・ディ・メオラ。今度は『カジノ』です。
いや~カッコイイですな!「埃及の舞踏」の段々速くなる所とか!
昔にベスト盤で聴いた時はあまりピンと来なかったけど、今は面白い。
そんだけ音楽への理解が深まったのか、歳食っただけなのかは不明。

左下は「Elder Kindred」という英国ロックバンドの発掘音源です。
このバンド、アルバム出さずに消えてしまったんだから勿体無い。
なんか陰のある辛気臭いロックやっています。無理に例えると
「キャッチーさを失くしたパーラー・バンド」みたいな感じでしょうか。
あっちは陰があってもどこか明るいんですが、こっちはそれがない。
発掘音源としては悪くないんですが、決め手に欠けるのが残念。

右下のは「Monument」という英国アングラ・バンドの唯一作。
これは結構面白いです。”ヘヴィ過ぎないサバス”、というか。
Voがアーサー・ブラウンみたいなノリなので最初に聴くと
「うわっ、だせぇ(笑)」なんですが、慣れると何故かクセになる。
ハモンドがかなり雰囲気を出していて、いい意味で胡散臭い。
演奏は褒められたもんじゃないんですが、下手なりに工夫している。
「下手でも面白い」と言えば、路線は違うけどフループと被るなぁ。
元々「Zior」というバンドの変名だそうで、マニアには有名らしい。
Zior自体が当時はサバスの対抗馬的に売り込んでたそうで、
そう考えると胡散臭いオカルト風味なアルバムなのも納得の一枚。
(尚、サバスも元々売り込み目的でオカルト風味になった)

初期サバスの「”真っ暗闇”じゃなく”薄暗い森・墓場”な雰囲気」が
好きな人なら気に入ると思う。逆に、サバスのヘヴィ面だけを
好む人には「なにこれ、だせぇ」で終わると思う。サバスって
アルバム通して聴くと、決してヘヴィ一辺倒じゃないんですよ。
綺麗な小休止的曲があったり、どこか”躁”っぽい怪しさもある。
「魔女よ、誘惑するなかれ」とか「プラネット・キャラバン」、
「ラグナ・サンライズ」や「発狂」…ヘヴィじゃない曲は幾らでもある。

この『モニュメント』は、残念ながらサバスには到底及ばないけど
ウチ的には充分サバス・フォロワーだと思う。彼らはダサいけど面白い。
オリジナルLPが超プレミアなのは、この面白さに原因があると思いたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年1月13日 (金)

色々と難しい…。

遅くなったけど新年のご挨拶。今年もマイペースで更新します。
寒いせいか朝早くに目が覚めて、やる事もないので久々に更新(笑)

最近は年末年始にCD買い漁って、それらをダラダラ聴いています。

120113_070003

携帯なので、全部は画面に入りきらなかった+見づらいのは仕方ない。
相変わらずジャンルや内容が節操ないというかなんというか…(苦笑)
とうとうアル・ディ・メオラとか買ったりして、ウチも”歳”なのかねぇ。
まぁアル・ディ・メオラは昔にベスト盤で一応聴いた事があったのですが、
ウチがようやくちゃんとアルバムを買って聴けるレベルになったという事か?

ジャズやフュージョンってのは、なかなかに勇気がいると思うのですよ。
こう、「君、わかってて聴いているのかね?」とか言われそうなジャンルで(笑)
中古CD屋のコーナーでも1番行き辛いコーナーなんですよあそこは。
アル・ディ・メオラのCDを買った時も、サッと見てパッと離脱しましたよ。

写真にあるCDだと、「Captain Marryat」がウチ的に1番当たりでした。
やっぱウチはB級路線が好きなようです。根暗なオルガン・ロック万歳。
レコードだと超レアなのが、今じゃ復刻CDで安く買えるのはいい事です。

写真下の「Forest」は紙ジャケット盤なんですが、これは微妙です。
内容はいいんですが、紙ジャケがほんと笑えるくらいに安っぽくショボい。
海外レーベルでの1.000枚限定復刻だそうですが、なんとかしてほしい。
海外のCD好きが「日本の紙ジャケは素晴らしい」と絶賛する理由が
なんとなく…かなり痛感できる一枚になっております(苦笑)ほんと酷い。
ペラペラの紙で、CD盤もレーベルのロゴが一面にデーンとある。
一部のCD好きに悪名高い、アカルマ盤に通じるものがありますな。
(あれは段ボールジャケ+フリー・メーソン風レーベルロゴですが)
これ、せめてLPのレーベル面っぽくするとか出来なかったのかね?
内容が良い作品だけに、他で色々とガッカリさせられる一枚でした。

それにしても、ほんと最近のアルバムは聴かなくなりましたなぁ。
いや、少しは聴くんですが新しいバンドとかチェックしていないのが問題。
昔に聴きまくったせいか、音として飽きてしまったのが原因なんでしょう。
特に今風の”ジャギジャギした音”とかダメですなぁ、困った困った。
例えば友人がエヴァネッセンスの新作を買って、それを借りたのですが
「歌はいいんだけど、この音がやっぱ好きになれないなー」思ったり。
ギターがこのタイプの音になると、添え物的なモノになるんですよ。
別にギタリストが誰だとかじゃなく、ただ「ヘヴィなギター」みたいな。
(このバンドはそういうバンド、というのも判るのですが)
ザック・ワイルドとかならまだ彼とわかるんですが、これはわからない。
まぁ曲自体は聴けたので、ウチ自身の感性の問題なんでしょう。難しい。
曲は良いと思っても、メンバーを覚えようというバンドが減りましたなぁ。
…かといって王道クラスのバンドにもそこまで肩入れしてないしなぁ。

歳を取ると、まさか音の好みまで変わるとは思いもしませんでした。
そのうちインギーすら聴けなくなるのかなぁ、そうなったら終わりか?
まぁ未だにあの超やっかましいギター(褒め言葉/苦笑)を聴くと、
「やっぱインギーだよな、1音半チョーキングいいよなぁ」とか思えるから
まだ大丈夫だとは思うんですが。あの音をあと何年楽しめるかな…?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年12月 1日 (木)

B級万歳!

今回はマイナーな音楽の話題。少し前に2度も「アングラ万歳!」と
やっていたが、流石に「続々・アングラ~」とやるのは正直苦しいところ。
”アングラ”という程の音楽性でもなく”B級”とやるのが妥当と考え、
今回は「B級万歳!」というタイトルでマイナー・プログレバンドをご紹介。

Sindelfingen / 'Odgipig
(輸入盤 Minority / カタログNo Minor.279)

Sindelfingen

『ジンデルフィンゲン』とはドイツの都市の名前だが、英国のバンド(笑)
1969年から5年程ひっそりと活動し、ひっそりと消えていったバンドのようだ。
この「'Odgipig(”オッジピッグ”と読むのだろうか?)」は1973年にバンドが
99枚だけ自主制作で作ったアルバムになる。原盤は超・プレミア品である。
10年程前に、英国のKissingSpellレーベルからCDとLPで復刻されている。
その際には74年に録った曲が1曲追加されていたが、今回の復刻盤には
それが無い代わりに72年(75年説在り)に出したライヴ盤が収録されている。

肝心の内容だが、フォーク・ロック寄りな音作りで構成されている。
アコギ・エレキに並んで、グロッケンシュピールが鳴っているから驚き。
変拍子やキメを多用するので、プログレっぽいがロックとは少し違う。
クラシックからの引用があったりするのでちょっと格調高い気もするが、
バタバタと忙しく演奏する辺りには格調高さは微塵も無い(褒め言葉/笑)
もう少しだけ演奏が落ち着けば、A級品なレベルになれたかもしれない。
あと、演奏が激しくなった時に音がやや割れ気味になるのが残念。
(これは当時の自主制作の”壁”だろう、非常に残念でならない)
静動のバランスがやや大袈裟な気もするが、そこが彼等の個性だろうか?
「Three Ladies」「Perpetual Motion」辺りはB級好きならガッツポーズ必至。

ボーナス収録されているライヴ音源だが、これは評価が難しい。
本編とは曲も内容も違い、アングラなインストのオンパレードなのだ。
72年に出した「トライアングル」なるライヴ盤からの音源のようで、
フルートを絡めた根暗なプログレ・ハードみたいな音楽をやっている。
本編のフォーク寄りな音ですら激しかったドラムが、完全にHR化。
グネグネとうねるエレキと合わさり、凄まじくアグレッシブな事になる。
フルートやピアノ、マラカス(!)が飛び出したり、急にHR化したり
これはなんとも形容し難い音楽だ。これ本当に72年のバンドか?
『ブラック・サバスとコウマスが、かび臭い倉庫で夢の競演!』
…とでも言えば、この形容し難さがわかっていただけるだろうか?
音も完全にブートレベルで、商業的な質・聴き易さは全く無い。
KCの「アースバウンド」よりも、さらに輪をかけて音が悪い(苦笑)
ただ、このボーナス音源が72年収録・発表とするなら興味深い事だ。
アングラなHRをやっていたバンドが、フォーク・ロック化したのだから。
もしくは75年説をとるならフォーク・ロックからHR化した事になる。
どちらにしても、少し”オーパーツ”と感じるような楽曲・演奏なのだ。
彼等は演奏能力も殆ど問題ないし、何故消えていったのだろうか?
どこかのレーベルで拾ってあげていれば、名前を遺せたかもしれない。

ちなみに、個人的に残念なのは上記の復刻した際のジャケット。
Kissing Spellが復刻した際のジャケットの方がいい感じなのだ。
それが↓コレ。皆様は、上記のジャケットとどちらが好みだろうか?

R30209891312068040

個人的には、この安っぽいジャケットの方が良かったと思う。
それと、CDの収録時間ギリギリまでボーナスを詰め込まずに
「'Odgipig+Triangle」とでもして、2枚組復刻なら完璧だった。
(実際、少数だが2枚組LPでの復刻盤があったようだし)
オマケとして、ボーナス収録の「Triangle」のジャケットを貼っておく。

Sindelfingen_triangle

これだけ実力があっても、評価されずに消えていったバンドが
存在するというのはなかなか不思議なものだ、と作品を聴いていて思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月19日 (土)

『まるで成長していない…』の補足。

昨日書いた記事『まるで成長していない…』 の補足を少ししたい。
「CCCD並の愚行」と言っても、ウチにちゃんとした知識が無いため、
読み返すとどうも怒っているだけで説得力がイマイチだと思った。
ちょうど某所で、比較的判り易くまとめている書き込みを見つけた。
「ゲンコーダ Mark for COPY PROTECT」なる技術のどこが問題か、
イマイチ判らない人は以下のコピペを見て判断すると良いだろう。

-以下、某まとめブログのコメント欄より転載-
※一部改行等を変更しています。

この技術を分かりやすく書けば、今までのCDは

[可聴不可低音域]-[超低音域]-[一般可聴帯域]-[超高音域]-[可聴不可高音域]

…という作りだったのね。(レコードに比べればだいぶ音域削られているけど)
mp3等の圧縮音源は、「一般可聴帯域だけ聞こえれば問題ないだろう」と
いう事で可聴不可の低音域と高音域を削って出力してた。今回の技術は、
最初からこの超低音域と超高音域にノイズを混ぜて、更にその上の
可聴不可の帯域にも別のノイズを混ぜる事(マスキング)により、
「本当はノイズが存在するが人間の耳の特性を利用して一時的に聞こえなくする」
…という技術で、これを圧縮すれば可聴不可の音域のノイズが
削られる事により、今までマスキングされていた超低音域と超高音域の
ノイズが表立って聞こえるようになるという技術。マスキングの技術は、
ノイズキャンセラー付のイヤフォン等にも採用されている。外界の音に対して
可聴不可レベルのノイズを流す事により「外界の音を遮断する」という仕組み。

一見便利な機能に思えるが、耳のいい人間にとってはこのマスキングされた
音域に違和感を感じてしまう。アップサンプリングなどしても関係ないし、
良い性能のスピーカーやプレイヤーを使用すれば余計に目立つかもしれない。
また、実は一般可聴音域すらも、可聴不可音域との相乗効果で音質や
質感が変わると言われている。だから「一般人には聞こえないだろう」という
名目で可聴不可音域を削ったmp3ですら「音質が悪い」という人が多い。

つまり、CDなのに超低音域・超高音域をもマスキングのために劣化させて
しまおうという事は、言い換えればCDなのにmp3と同じく一般可聴音域だけ
問題なく聞ければ満足だろって話。するとあえてCDを買う必要性が更に無くなってしまう。

-以上、転載終わり-

まだ実験段階のようだが、こういう技術がCDに用いられる事に関して
”高音質CD”の開発に関わった技術者達はどう考えているのだろうか?
ビクターの『K2HDコーディング』のように「耳に感じない音域まで再現」と
苦心した技術が、こういったのにとって変わられる心境を聞きたい。

もし、今後の日本のレコード会社が出すCDがこういったものに
変わっていくなら、ウチは今以上に輸入盤を買う事になるだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月18日 (金)

まるで成長していない…

音楽をそれなりに好きでCDを買っている人なら、かつての悪名高き
『CCCD』『レーベルゲートCD』『XCP』というCDモドキを記憶している事だろう。
理論的な時点からの音質低下、読み取りエラー多発による機器の故障、
PCに勝手にソフトをインストールする等、ユーザーに不利益ばかり与えたアレだ。
アレとは少々異なるが、日本のレコード業界は”同じ轍”を踏むつもりらしい。

DNP、違法コピー時に妨害雑音を再生させる音楽コンテンツ向け電子透かし技術を開発

Rbb_163984_thum500

-以下、リンク先より転載-

大日本印刷は10日、音楽コンテンツを違法にコピーすると、再生時に雑音を発生させ鑑賞を妨害する電子透かし技術「ゲンコーダMark for COPY PROTECT」を開発したことを発表した。クオリティを損なうことなく、低コストで容易に雑音データを埋め込むことができるという。従来のDRM(Digital Rights Management)では、再生されてスピーカーから出る音にはDRMがかかっておらず、AV機器のマイクロフォンや端子などを使えば一定の品質で録音できてしまうのが現状だった。「ゲンコーダMark for COPY PROTECT」では、人間の聴覚(20Hz〜20kHz前後)と音響入力機器の感度範囲(200Hz前後〜12kHz前後)の差を利用して、特定の帯域に雑音データを埋め込むことにより、違法コピーした音源を再生すると雑音を発生させる。妨害雑音を発生させる仕組みには、聴覚マスキングを利用した「妨害雑音:X」、音脈分凝を利用した「妨害雑音:Y」の2種があり、1方式のみ、または両方式を組み合わせての利用が可能。「妨害雑音:X」では、20Hz〜200HzのA帯域と200Hz〜400HzのB帯域において、B帯域に妨害雑音を埋め込む。通常では聴覚マスキング現象により影響はないが、この音源を音響入力機器でコピーすると音波帯域が200Hz〜12kHzに狭められてA帯域の音が消失するため、聴覚マスキングが作用せずに「妨害雑音」が明確に聞こえるようになる。同様に、6kHz〜12kHzのC帯域と12kHz〜18kHzのD帯域において、人間の耳の補完作用(音脈分凝)を活用するのが、「妨害雑音:Y」方式となる。

-以上、転載終わり-

なんか小難しく書いているが、要は「ノイズ入りの音源」をCDとして売るのだ。
そのノイズは普通に再生する分には聴こえないが、圧縮したりして再生すると
途端に目立つようになる…といったところだろうか。まったくバカげている。
CCCDが出来た頃と、業界側の思考が何も変わっていない事がよくわかる。
『違法ダウンロード(よく考えれば変な言葉だ)』を抑制できると勝手に考え、
わざわざ再生に支障をきたしたり劣化した音源を一方的に売りつけるのだから。

現在の音楽を聴く際の主な方法は、絶対に間違いなく「圧縮音源」なのだ。
PC上のメディアプレイヤーや、iPodのような携帯プレイヤーを見るといい。
それらを使っている人の何割が、「ロスレス(無圧縮)」で聴いている?
ウチは耳もそこまで良くないし、HDDの容量をそこまで音楽だけに割く事も
出来ないので160kbpsにまで圧縮して聴いている。上記の技術が出れば、
当然ノイズを聴かされるハメになるだろう。しかも上記の説明を見て欲しい。
元々の音源に”ノイズを意図的に入れ”、”普段は聴こえない”ように
誤魔化している仕組みなのだ。CCCDが意図的にジッターを起こして
音質低下を招きながらPCでの再生・コピーを困難にしたのと同じなのだ。
”誤魔化しているノイズ”だから、我々の耳で認識しづらいだけで、ノイズは
間違いなく音源にしっかり入っているのだ。これで金を取るつもりか?

明らかに現在の音楽ユーザーには、『害』しかない技術になるだろう。
「耳で認識しづらいからいいだろう」では困る。かつてCDが出た直後、
オーディオマニアから「レコードと全然違うじゃないか!」と物凄い抗議を
食らったではないか。アナログレコードの音と、耳ではわかりにくい筈の
「16bit・44.1kHz」というCDの音との違いがバレたが故の出来事だ。

高音質を再現するため、20bit云々やら24bit云々やら様々なCDが出てきた。
仕舞いには、「SHM-CD」のような正直オカルトじみたモノまで出てきた。
それらの次に出てくるのが、”著作権保護”の名目で低音質とは…(苦笑)
いい加減、CDが売れない理由を『違法ダウンロード』という呪文のせいに
するのはやめた方がいいのではないか?フルプライスでも満足して
ユーザーに買ってもらえるようなコンテンツを作る方が先ではないだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年11月11日 (金)

続・アングラ万歳!

最近は、涼しいを通り越して少し寒くなってしまったので少々辛い。
暑かった時期からすぐに冬に移行し過ぎだと思う。もう少し暖かくてもいいのに。
今回も音楽の話題。前から欲しかったのをやっと手に入れたのが今回のCD。

Island / Pyrrho
(輸入盤:Z records カタログNo:4031917002050?)
※カタログNoに?を付けた理由は後述。

51ap3masnl_sl500_aa280_

知る人ぞ知るスイスの技巧派プログレバンド「アイランド」の、デモ音源。
このバンドは1970年初期から活動しており、75年に制作した組曲と
それを76年にライヴで演奏した際の音源との2枚組になっている。
77年に唯一作『ピクチャーズ』を発表する前の時期なので、これは貴重だ。

ただ、このアルバムは正式に出したものなのか疑問符が付くCDだ。
元々「Amazon.co」にてmp3音源でオンライン販売されているのがあり、
それをCDにしただけのモノっぽいからだ。販売元の「Z records」も
このアルバムしか出しておらず、CDのカタログNoもバーコードときた。

(?を付けたのはこの理由である。正直、ブートっぽい /汗)

ジャケットはH.R.ギーガーの絵だが、ロゴや印刷が微妙に安っぽい。
もしかしたら、バンド公認で細々と作っているCDなのかもしれないが。

肝心の内容は、40分近くぶっ通しの組曲『ピュロン』の一曲のみである。
後の名作『ピクチャーズ』同様、少しダークなシンフォ風味のプログレ。
チェンバー・ロックというジャンルがあるが、あれに通じる内省さがある。
何かこう…グルグル感というか、もやもやした感覚を覚える音楽だ。
哲学者の名前をタイトルにする辺り、バンドの人達はインテリ系か?
小難しい音楽ではあるが、聴く分にはすんなり入れるから不思議だ。
KCの『アイランズ』の様な”暗さ”が好きなら気に入るのではなかろうか?
(決してあれと同じような事、似た音楽をやっているわけではない)
アルバム発表のかなり前から、既に高い技巧性を持っている点が凄い。
しかも、これをライヴでも見事に再現しているのだから畏れ入る。
(…とはいえ、流石にぶっ通しではない。2回程MCが入っている)
尚、ライヴではサックス奏者も増えており余計に複雑化している(笑)

それにしても、これ程のバンドが何故アルバム一枚で消えたのか?
遅すぎた英国プログレバンド、「イングランド」と同じような印象を受ける。
アルバム発表が70年代後半という所謂”冬の時代”だったせいなのか
はたまた”スイス”というロック音楽ではマイナーな地域のせいだったのか…。
なんにせよ、これ程の才能が一部のプログレマニアにしか知られず、
なかなか評価を得れないというのが残念でしょうがない。なんとかして、
せめてアヴァロン・レーベル辺りで日本盤を出すとか出来ないのだろうか?
(ベル・アンティークでは結局マニアにしか知られないだろうし /苦笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月25日 (火)

アングラ万歳!

今回は最近買ったCDの話題。紹介するバンドはややマイナー。

CZAR / CZAR
(輸入盤:Sunbeam records / SBRCD5040)

41gfpykdm4l_sl500_aa300_

英国ロックバンド、『ツァール』の70年発表の唯一作。内容は全編に亘り
60年代末期(サイケ)と70年代初期(プログレ)の境目、な音楽性をやっている。
いかにもアングラな埃っぽいサウンド、ガチャガチャと騒々しいリズム。
たまにKCのデヴィルズ・トライアングルばりに「ボェ~」と鳴り響くメロトロン(笑)
ブラック・サバスを70年代プログレ風な音にすると、こうなるのかもしれない。
ヘヴィな音だけど、決してそれ一辺倒じゃない点が初期サバスっぽい感じ。
けどメロトロンやハモンドといった鍵盤がサウンドの中心になっているので
グレイシャスやベガーズ・オペラがアングラ化、の方が的確かもしれない。
冒頭の「Tread Softly On My Dreams」、「Cecelia」の2曲が凄くかっこいい。

シングルやらデモやら、ボートラ曲が8曲もついているのはCDならではか。
ボートラ曲はアルバムよりも方向性がやや散漫で、聴いていると彼等の
音楽的背景に触れているようでなかなか興味深い内容になっている。
尚、デモ曲の「Oh Darlin'」「I Laid It On The Line」の2曲だけまるで
質の悪い盤起こしのようなノイズが入っている。余程古いデモ音源なのだろう。

歴史の授業でも習うが、『ツァール』とはロシア皇帝を指す「ツァーリ」だ。
一見やっつけなジャケの「熊」も、中世の紋章では権力を表す動物だ。
(どうも獅子やレオパールよりも強い、という認識だったようだ)
決して格調高いサウンドではないが、こんな名前+ジャケットにしたのは
多少ハッタリ的な意図もあったのかな、と考えるとなかなか面白いバンドだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧