アングラ万歳!
今回は最近買ったCDの話題。紹介するバンドはややマイナー。
CZAR / CZAR
(輸入盤:Sunbeam records / SBRCD5040)
英国ロックバンド、『ツァール』の70年発表の唯一作。内容は全編に亘り
60年代末期(サイケ)と70年代初期(プログレ)の境目、な音楽性をやっている。
いかにもアングラな埃っぽいサウンド、ガチャガチャと騒々しいリズム。
たまにKCのデヴィルズ・トライアングルばりに「ボェ~」と鳴り響くメロトロン(笑)
ブラック・サバスを70年代プログレ風な音にすると、こうなるのかもしれない。
ヘヴィな音だけど、決してそれ一辺倒じゃない点が初期サバスっぽい感じ。
けどメロトロンやハモンドといった鍵盤がサウンドの中心になっているので
グレイシャスやベガーズ・オペラがアングラ化、の方が的確かもしれない。
冒頭の「Tread Softly On My Dreams」、「Cecelia」の2曲が凄くかっこいい。
シングルやらデモやら、ボートラ曲が8曲もついているのはCDならではか。
ボートラ曲はアルバムよりも方向性がやや散漫で、聴いていると彼等の
音楽的背景に触れているようでなかなか興味深い内容になっている。
尚、デモ曲の「Oh Darlin'」「I Laid It On The Line」の2曲だけまるで
質の悪い盤起こしのようなノイズが入っている。余程古いデモ音源なのだろう。
歴史の授業でも習うが、『ツァール』とはロシア皇帝を指す「ツァーリ」だ。
一見やっつけなジャケの「熊」も、中世の紋章では権力を表す動物だ。
(どうも獅子やレオパールよりも強い、という認識だったようだ)
決して格調高いサウンドではないが、こんな名前+ジャケットにしたのは
多少ハッタリ的な意図もあったのかな、と考えるとなかなか面白いバンドだ。
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